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21/01/22 UP

朝日新聞Webマガジン「論座」に寄稿しました(コロナで苦境の伝統文化支える、京都「仕事作り」の実践)

朝日新聞社が運営するWebマガジン「論座」の「文化・エンタメ」ページに継続的に執筆しています。「論座」という名前には、さまざまな「論」が一堂に会する「座」(=人が集まる場所)でありたいという意味が込められているそうです。第2回目は、コロナ禍における伝統文化を支援する制度について報告しました。

伝統文化のものづくりを支援する制度という、ちょっと一般の人からは遠いようなテーマでしたが、ツイッターやFaceBookでたくさん共感をいただきました。多くの人に読んでいただけたようで、論座のアクセスランキングでも、5位となりました(2021.1.24現在)。
ありがとうございました。


コロナで苦境の伝統文化支える、京都「仕事作り」の実践
つくり手に寄り添った「京もの補助金」
田村⺠子 伝統芸能の道具ラボ主宰
2021年1月22日 公開(1/24までは無料で公開、その後は有料会員のみ閲覧可能)
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2021011900006.html


この記事について、市民活動の専門家である池本桂子さんが適切に解説をしてくださっていたので、池本さんのFaceBookより転載いたします。
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【その助成や補助は、誰の何を助けようとしているのか】
「お金をもらえる」と「仕事がもらえる」は、似ているようで全然違う。
●この記事のおすすめポイント
コロナ禍で実施された、京都府の「『京もの指定工芸品』購入支援事業費補助金」(略称、京もの補助金)が、どれほど職人の本質に寄り添い、よく考えられたものであったか、の取材記事です。
職人さんに注文が来ないなら、お金あげたらいーじゃん、では済まされないところを、うめる。
京都府が、伝統芸能の道具をつくる職人を、たしかに実在するひとりひとりの人間として、大事に考えていること。注文を受けて仕事をする職人の気持ち。これを壊すことなく、支援金を配るにはどうしたらよいのか?制度の背景、過程を丹念に取材し、要所をおさえて、記事にまとめてくださてます。
「ものづくりの現場」への公的支援がもっとあればいいのに……。でも、予算がつけばそれでいいのか?どうしたら、その人たちが日々取り組んでいる【仕事】の一助となるのか?
私が長らく身を置いている市民活動の世界でも、資金助成がもたらすものを、じっとみつめなおすことが必要だよねと深く感じ入りました。いい記事でしたー。