百貨店の伊勢丹新宿本店さんからお声がけいただき、リビングフロア(本館5階)のイベント「伝統芸能 Art Labo」に企画協力で参加をさせていただくことになりました。
2月3日(水)から、伊勢丹新宿本店全館で「DISCOVER!TOKYO」キャンペーンを開催されます。各フロアでは独自のプロモーションを行われるそうですが、リビングフロアでは「伝統芸能 Art Labo」というタイトルで、伝統芸能に関する道具にクローズアップし、それらの道具をアートとして紹介(販売)するいう、エッジの効いた企画を立てられました。「伝統芸能の道具ラボ」では、この企画を具現化するプロセスで、協力をさせていただきました。
このイベントでは、歌舞伎や能楽の舞台で使われる道具を作っている製作会社や職人さんの作品が出品されます。舞台で使われているものと全く同じモノもありますが、多くは一般向けの商品です。超絶技巧の豪華な品、今回のイベントのために特別に作られた貴重なグッズもあります(1点ものや数量限定品が多いです)。ふだん舞台を陰から支えてくださっている「道具の作り手」さんを具体的に応援できる機会でもあります。ぜひ、お運びいただけましたら幸いです。
★★ イベント概要 ★★
イベント名:「伝統芸能 Art Labo」
期間 : 2016年2月3日(水)〜2月16日(火)2週間
場所 : 伊勢丹新宿本店 本館5階=ウエストパーク
(エスカレーターのすぐそばです)
アクセスガイド 東京都新宿区新宿3-14-1 最寄り駅「新宿三丁目駅」
伊勢丹新宿本店のWebサイトwww.isetan.co.jp
商品内容(予定):
かんざし、足袋、バッグ、筥迫(はこせこ)、絞り染めストール、絞り染めの布地のテディベア
ミニチュア鎧、世話物の財布、小道具オリジナルストラップ
漆の化粧容器、化粧筆・刷毛、「蜘蛛の糸」
能の扇、見台、和綴じノート、桐の宝石箱、能楽関連書籍
『かぶき手帖』(田村が特集記事を担当した号)など
★歌舞伎の小道具の実物も4点程度、展示予定(特別協力:藤浪小道具株式会社)
なお、イベント期間中の数日間、伝統芸能の道具ラボの田村民子も売り場に立つ予定です。日程が決まりましたら、またお知らせいたします。2月3日の初日は、確実に売り場におります。ぜひお越しくださいませ。
田村がイベント会場にいる日程は、以下のカレンダーでご確認ください(随時変更しています)。
http://www.dogulab.com/information
【伝統芸能の道具ラボとして企画協力する理由】
1)伝統芸能になじみない方に、伝統芸能の道具の魅力を伝えるよい機会である。
2)平素は舞台関連の道具として使われるモノを、伊勢丹新宿店のお客様に新鮮な視点で、
一般の生活のなかで使っていただくことで、道具の新しい使われ方を模索する実験の機会としたい。
3)伝統芸能の道具を作る職人さんが作られる商品の新しい販路をつくる機会としたい。
*道具ラボはボランティアで参加しています。
たくさんのみなさんに、見て、感じて、買っていただきたいと思っております。
ぜひおでかけください!
<田村民子よりメッセージ>
2009年ごろに、歌舞伎のWebサイトで「歌舞伎の逸品を手に入れる(全12回)」という連載を担当しました。歌舞伎の道具を作っている職人さんで、一般の人でも買える商品を作っている方をご紹介したもので、職人さんを応援したいという気持ちで企画をしました。本イベントは、その企画のリアルバージョンという感じです。こんな風な展開になるなんて、当時は考えもしませんでした。お声がけいただいた伊勢丹新宿店のバイヤーさんは「私たちは、売るということでしか応援できませんから」と言われていて、その姿勢にも、とても感謝しています。このとき取材をさせていただいた、足袋、かんざし、組紐、化粧の職人さんたちにも出品いただきます。
足袋
http://www.kabuki-bito.jp/special/tepco/31/index.html
かんざし
http://www.kabuki-bito.jp/special/tepco/33/index.html
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