3月の歌舞伎座は、三大狂言と呼ばれる歌舞伎の代表作のひとつ『菅原伝授手習鑑』が通して上演されています。「寺子屋」など、一部分だけを取り出して上演されることも多いのですが、やはり物語りを順番に見ていくことができる「通し」は、理解しやすくていいですね。
「賀の祝」では、三つ子の兄弟のそれぞれの奥さんも登場します。梅王丸の妻は「春」、松王丸の妻は「千代」、桜丸の妻は「八重」。春の髪は、「橋のかかった割鹿の子」です。「橋」というのは、まげの上に橋のように髪の束をかけたものをさします。ちょっと珍しい髪型ともいえます。
菅原伝授手習鑑のあらすじ(舞台写真付き)
http://enmokudb.kabuki.ne.jp/repertoire/736
三月大歌舞伎
平成27年3月3日(火)~27日(金)
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2015/03/post_85.html
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