News & Topics
お知らせ一覧

#道具の出演情報  
12/12/15 UP

京都四條南座 2012/11/30-12/26 夜の部 『仮名手本忠臣蔵 六段目』 <おかるの髪>

京都新聞の夕刊に南座顔見世(夜の部)の『仮名手本忠臣蔵 六段目』の劇評が載っていました。おかるは時蔵丈。



京都新聞おかる

2012年12月11日京都新聞夕刊




おかるのかつらは、前髪をポンパドールのようにふわっと立ててやるときと、額に紫の帽子(紫色をした小さい布)をつけてやるときがありますが、今回は前髪ですね(写真では見えにくいですが)。髪型は「つぶし島田」です。



床山さんによると、紫の帽子をつけたほうが、古風な感じになるそうです。紫の帽子は、その名の通り「紫色」ですが、実は役によって微妙に色合いの違うものが使われています。『菅原伝授手習鑑伝授 寺子屋』の戸浪(となみ)という役では、ちょっと地味な紫。『壇浦兜軍記』の阿古屋(あこや)のように華やいだ役では赤みの強い派手な紫となります。