東京国立博物館の書の企画展「顔真卿(がんしんけい)」展。人混みの間から、墨の文字をじっと睨みつけるようにして、見てきました。すごい人。たぶん書をやっている人が多く、漏れ聞こえる会話がおもしろい。「ねえ、あそこ、あんなに長くはらってるわよ」とか。
ガラス越しに、エアー書道をやってる男の人を三人くらいは目撃しました(たぶん無意識に手が動いたのでしょう)。
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横浜の桜木町駅から、紅葉坂というちょっと傾斜のきつい坂をのぼったところに、横浜能楽堂があります。
今日はそこで、「箙(えびら)」という能を見てきました(横浜能楽堂企画公演 風雅と無常-修羅能の世界 第4回「生田の梅」)。
ちょっと変わった趣向で、現代美術家の山口晃さんが、「美術」を担当されているんです。
能では「作り物」と呼ばれる簡単な舞台装置が出ることもありますが、ほとんど決まった型があって、プログラムに「美術」なんていう文字が入ることはありません。トップの画像が、山口晃さんが作られた舞台装置の梅です。
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芸能の道具とは直接関係ありませんが、民具の展示販売会を2つ見てきました。
簡単レポートいたします!
ひとつ目。
練馬のギャラリーの企画展示会「ハナをめぐる旅」。本日(1/19)より開催。
「ハナ」とは、群馬県や埼玉県の農家で小正月(1月15日)の飾り物として作られてきたもの。ミズキなどの木を削って作られています。
会場には、フサフサのハナが沢山つられていて、場が清められている感じ。作り手の関田徹也さんは、毎日在廊で、実演も見せてもらえます。
印刷博物館(東京都文京区)で開催中の企画展「天文学と印刷」見応えありました。
特に天文学に興味がなくても、知的好奇心を大いにかきたてられる内容。学者と印刷職人が共同で出版をしていたとか。知ったことを伝える手段(印刷)を持つ大切さ、そして印刷という情報発信技術によって世界が変わっていったことを再確認しました。脳みそクプクプしました。
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このごろふと、宮本常一が使っていたという、小さな木の机を思い出します。
去年(2018)の秋、宮本常一の故郷である山口県の周防大島を旅したのですが、資料館でこっそり見せてもらった宮本常一の机は、つつましいものでした。
私の机よりうんと小さい。