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田村日記

書のおもしろさ

19/01/23 UP

東京国立博物館の書の企画展「顔真卿(がんしんけい)」展。人混みの間から、墨の文字をじっと睨みつけるようにして、見てきました。すごい人。たぶん書をやっている人が多く、漏れ聞こえる会話がおもしろい。「ねえ、あそこ、あんなに長くはらってるわよ」とか。
ガラス越しに、エアー書道をやってる男の人を三人くらいは目撃しました(たぶん無意識に手が動いたのでしょう)。


魅力的な筆の文字をつらつらと見ていて、三次元的に不安定な筆記用具の筆だからこそ、あれだけの芸ができるんだろうなと思いました。三味線も、構造的にはすごく不安定なんだけど、扱えるようになると、めちゃくちゃ自由になる。おもしろいなぁ。

東京国立博物館
特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」
2019年1月16日から2月24日
https://ganshinkei.jp

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