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2014年3月に藤浪小道具の近藤真理子さん、植物の専門家の北澤哲弥さん、道具ラボの田村民子の3人で「千葉県立 房総のむら」(千葉県印旛郡栄町龍角寺1028)を訪問し、百姓蓑と同じタイプの蓑の作り方が伝承されていることを確認しました(詳細はこちら)。そこで近藤さんがすぐに動きはじめ、社内の製作部門がその作り方を学べるように調整を行い、3月下旬に製作担当者が房総のむらを訪問する運びとなりました。
房総のむらでは、職員の藤崎芳樹さんをはじめ、蓑作りのご担当者の3名に対応いただき、今後の蓑づくりについて具体的な打合せを行うとともに、実際に製作も体験させていただきました。次は材料となるチガヤの収穫に同行させていただくこと、その後の蓑作りに向けて藤浪小道具として準備しておくものなどもこの日の打合せで明確になりました。
また近藤さんと田村の間で、せっかく植物の専門家の北澤哲弥さんに関わっていただいているので、チガヤという植物について学ぶ機会を設けようという話になり、その段取りにも取りかかりました。
房総のむら Webサイト http://www.chiba-muse.or.jp/MURA/
タイトル写真:房総のむらにて、蓑の作り方を見学する藤浪小道具のみなさん(写真提供:藤浪小道具)