道具ラボでは、これまでいくつかの「伝統芸能の道具の復元」に関わってきました。
「芸能」という枠のなかで、活動をしているつもりが、やってみるとその範囲を大きく超えて、自然科学や環境保全、民俗学、社会学、はたまたSDGsなども勉強しなくては、真の「道具の復元」ができないということがわかってきました。
そんなこともあり「復元のしこみ」として、さまざまなジャンルの講演やセミナー、展覧会などに出かけて「ささやかな予習」をしています。実は道具ラボは、こうした小さな行動をしていることが、ふだんは多いんですよね。それが腐葉土のような感じで、活動を支えてくれているようにも感じます。
これまでは、そういう機会に見聞きした情報や、そこから考えたことなどは記事にしていませんでしたが、記録を残したいということもあって、道具ラボの記事としてアップしていくことにしました。
随時更新しながら、ご報告をしていきたいと思います。

ちなみにトップの写真は、歌舞伎の雪です。白く薄い紙を四角にカットしたもの。滞空時間が長く、とても美しく降っていきます。