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しばらく低迷していたべっ甲の代替素材の櫛の製作ルートさがしですが、新しい道が拓けてきました。きっかけは、滋賀の成安造形大学 准教授の大草真弓さんのアドバイスからでした。大草さんは、田村が大学卒業後に初めて勤めたデザイン事務所・(株)ジイケイ京都の先輩にあたり、大学ではメディアデザイン領域で指導をされています。2012年の夏にクラウドファンディングREADYFOR?で「歌舞伎の櫛を復元したい」と支援を呼びかけた際にも、応援していただきました。2013年春に調査で京都へ出向いた際にお会いしたとき、「めがねフレームで有名な鯖江市になら、いい加工会社があるのではないか」とアドバイスしてくださったのです。
大草真弓さんのプロフィール http://www.seian.ac.jp/dept/professor/p_media_area/okusamayumi/
そこで、まずはインターネットで情報をさぐってみました。「鯖江メガネファクトリー」という面白そうなサイトを発見。これは鯖江市産業環境部商工政策課が運営されているとのこと。行政とは思えない(?)遊び心のある魅力的なサイトです。
鯖江メガネファクトリー
http://www.city.sabae.fukui.jp/users/monodukuri/sabaemegane/index.html
「鯖江メガネファクトリー」のWebサイトには、FaceBookページの案内もありました。そこで、まずはFaceBookページから問い合わせをしてみたのです。すると、すぐに返信がありました。なかなか返事は来ないと思っていたのですが、早い! そして交流がはじまりました。担当してくださったのは、鯖江市 産業環境部 商工政策課 鯖江ブランド推進グループの渡辺賢さんです。これまでの行政マンのイメージを払拭する柔軟性とスピードで強力にサポートしてくださいました。渡辺さんにこちらの要望を伝え、まずはCAD図面をお渡しして、加工していただけそうな会社を探していただくことになりました。
SHIPSのWEBマガジン「SHIPS MAG Vol.9」に掲載された渡辺賢さんのインタビュー
http://www.shipsmag.jp/2013summer/article.php?no=21