普及活動
Vol. 8

(8) 2013年3月14日 「小さな道具シンポジウム」(京都・法然院)

20130314top

13/03/14 UP

関西を中心に活動を行っている大学生の文化サークル「ぼんぼり同盟」(代表 京都大学文学部3回生・篠田栞さん)が、このほど「小さな道具シンポジウム」を企画されました。場所は京都の法然院。7人の学生さんの発表も充実していて、有意義な時間となりました。

小さな道具シンポジウム
開会の挨拶をする「ぼんぼり同盟」代表の篠田栞さん

ぼんぼり同盟アイコン
ぼんぼり同盟とは:
2013年2月から活動を開始している関西の大学生を中心とした文化サークル。能や歌舞伎、文楽などの芸能から茶道、華道、お酒、和菓子、美術工芸、オペラ、バレエなど「古き良き難しきもの」を若者が楽しむことを目的として、勉強会や鑑賞会、イベントなどを企画。
Twitter:@bonboribonbon

小さな道具シンポジウム
受付風景。受付は高校3年生の篠田彩音さんが担当されました。

★ ぼんぼり同盟 第一回番外企画
小さな道具シンポジウム ★

日にち:2013年3月14日(木)
時間 :13時〜17時
場所:法然院(京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 TEL: 075-771-2420)
参加費:500円
主催:ぼんぼり同盟 代表 篠田栞
*開催にあたり、会場や機材など法然院さんから格別のご協力をたまわりました。

【プログラム】
第一部 「道具」について考える会
・「伝統芸能の道具ラボ」の行っている支援活動について
・大学生による「道具」についての発表(7名、各15分)
第二部 伝統芸能の道具について
・「伝統芸能の道具ラボ」で復元した道具「鹿の子」について。

小さな道具シンポジウム2
小さな道具シンポジウム3
最後に「伝統芸能の道具ラボ」で復元した「鹿の子」の現物をみなさんに触っていただきました。

● 学生さんによる「道具」をテーマとした発表(各15分) ●
「延長としての道具/道具の定義について」 京都大学文学部3回生 篠田栞さん
「生活の道具 風呂敷について」 大阪府立大学社会学部4回生 十楚麻結美さん
「付喪神という概念、そこから見える日本人の心」 プール学院短期大学秘書科1回生 坂下知穂さん
「道具と人間の歴史」 龍谷大学文学部哲学科4回生 大野純司さん
「ティーカップの美」 京都大学経済学部1回生 谷岡亮さん
「茶道の道具」 立命館大学文学部哲学専攻3回生 増川千紗さん
「現代美術と道具」 京都大学文学部3回生 雁木聡さん

小さな道具シンポジウム
「ティーカップの美」について発表する谷岡亮さん。シンポジウムの司会も担当されました。

【参加者の感想(Twitterからの抜粋)】
「昨日のぼんぼりイベントが楽しかった。頭の細胞が知的好奇心にふるえていた感じ。田村さんのお話も学生発表もどれもおもしろく。懇親会も行けてよかったー今年はお能、歌舞伎にいきたい。くらっとするやつ」(りとへん ‏@littlehempknot)

「学生の発表で面白かったのは、主催のくじらじおさんの「延長としての道具」。何というかゼミの発表みたいだった。自分自身の体験と絡めながら、学者の主張をまとめ、自分の意見も織り込んでいく。クオリティ高い。興味あるテーマに近いし、後期に身体を扱った授業取ってたしで聞き入ってた。」(鈴 ‏@disce_gaudere_)

「京都大学の学生さんはもちろん、立命館大学や龍谷大学、ご近所の大阪府立大学の学生さんもいらっしゃって、それぞれ道具について興味深い発表をなさっていて勉強になりました。」(ちっちゃん@就活なう ‏@chhsksht)

「小さな道具シンポジウム」ちらし(クリックすると画像が大きくなります)

小さな道具シンポジウムチラシ・表

小さな道具シンポジウムチラシ・裏

当日の様子を読売新聞(京都版)に掲載していただきました。
読売新聞・道具シンポ

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