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伝統芸能の道具ラボでは、製作が困難になっていた「歌舞伎の櫛・かんざし」の復元をお手伝いし、10種類以上の櫛とかんざしを復元させることができました。歌舞伎の髪型には、厳密な決まりがあり、役に応じて、櫛やかんざしも決まっています。このため、復元したものをまだ舞台では使っていませんでした。
このたびの11月歌舞伎座公演『仮名手本忠臣蔵 七段目』の「おかる」の髪に、かんざしの一種である「中差し」が使われますが、復元した「中差し」がトップバッターとして、デビューすることになりました。まげに挿している真っ直ぐの棒のようなものが「中差し」です。
ちょっと見えにくいかもしれませんが、ぜひご注目ください!
以下の写真の赤い矢印が「中差し」です。
(撮影:江村伸雄 撮影協力:光峯床山)
(写真提供:光峯床山)
歌舞伎座
吉例顔見世大歌舞伎
平成25年11月1日(金)~25日(月)
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2013/11/post_68.html