後継者づくり支援
伝統芸能の道具を高い質を保ちながら未来に継承していくためには、舞台に携わる「裏方」や道具を作る「職人」がいなくては伝えていくことができません。そして、いい舞台芸術を保つには、必要な仕事の種類の全ての「裏方や職人」が「必要な人数」いることが大切です。いくらいい職人や裏方がいても、人数が不足していては必要な仕事量をこなすことはできません。それが仕事の質の低下にもつながります。
また、裏方や職人が安心して働き続け、後継者を作っていくためには、「安定した収入を確保できること」や「心身共に健康的に働くことができる環境づくり」も大切です。
「伝統芸能の道具ラボ」では、後継者づくりの支援も行っていきます。
・裏方や職人の「求人情報の発信」のお手伝い
・裏方や職人として働いてみたいという若者などを求人先の仕事場につなぐまでのサポート
(実際に裏方や職人の現場につなぐ前に、面接などをしてミスマッチングを事前に防ぐ、など)
・伝統芸能の道具に関わる裏方や職人の仕事の様子を「働いてみたい人」に伝える活動
など
現在は、このWebサイトに「職人になろう」というページを設け、橋渡しを行っています。
「職人になろう」http://www.dogulab.com/job
また、歌舞伎で使うかんざしを作る職人の橋渡しなども行っています。
歌舞伎の床山(かつらの髪を結う職人でかんざしの手配なども行う)とかんざし職人志望の若者を引き合わせました(2011年1月)。詳しい経緯などは以下の記事をご覧ください。