武蔵野美術大学美術館にて開催中の展覧会「手のかたち・手のちから」を見てきました。
木片の山のように見えるのは、手や足の病気を治したいという昔の人たちの切実な願いがつまった「手と足の木の彫刻」。圧巻というか、情念の余韻みたいなものがまだ漂っているようで、おそろしさも感じるほどでした。ぞわぞわ、ぶるっと。図録も充実しています(展示については、一部、撮影可能)。
「手のかたち・手のちから」
2019年8月9日(金)-9月21日(土)
「手」の役割は人類誕生から今まで多様に展開したが、その重要性は変わりない。本学教養文化・学芸員課程教授である神野善治の調査チームは8年にわたり、福井県若狭地方の三方石観世音に奉納された6万点余の「手足形」の調査を行った。その造形の魅力を紹介しつつ、人間のくらしを支える「手」の働きが道具に展開するあり方をとらえ直す。
https://mauml.musabi.ac.jp/museum/events/15930/
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